講師解説!【成績が伸びる人は自分の○○を分かっている】

勉強法
この記事を書いた人
かっちゃん先生

現役の医大生
都内の高校卒業後、多浪の末、御三家医学部と旧帝医学部に合格
講師業の中で人気のあった自身の経験や医学部特有の受験情報を発信していきます。

かっちゃん先生をフォローする


どうもかっちゃんです!

私は今医学部に通いつつ塾の講師をしておりますが、講師業も昔からやっていたものも含めると早くも4年くらい経っていまして、たくさんの生徒さんを見てきました

生徒の中には、成績がぐんぐん伸びる生徒もいれば、なかなか伸びない生徒ももちろんいらっしゃいます。

成績が伸びるか伸びないかは、勉強時間や本人のやる気など色んな理由があるのですが、授業をしていると成績が伸びる生徒にはある共通点があることに気がつきました。

それは
「自分の○○を分かっている」
ということです。

今回のタイトルでもあるのですが、この○○に入る言葉分かりますか?

正解は…
自分の実力を分かっている」
です!

自分の実力くらい分かってるわ!と思うかもしれませんが、本当に深いとこまで分かっている人は実はけっこう少ないんです。

受験に向けた勉強を効果的に進めるためには、ただやみくもに問題を解いたり、知識を詰め込むだけでは不十分ですよね。

自分自身の実力をしっかりと把握することで、効率的な学習を支える基盤となります。

今回は

実力を分かっているとはどういうことか

・なぜ実力が分かっていると成績が伸びるのか


・自分の実力を分かるためにはどうすればいいのか

について解説していきます!

現在塾の先生をしている方や、受験生の保護者の方にも参考になると思います。

それでは本題です↓↓↓

実力を分かっているとはどういうことか

    「自分の実力を分かっている」というのは、単に模試やテストの点数を見て「自分は何点取れた」という表面的な結果を知ることだけではありません。

    自分の実力を把握するというのは、もっと深い理解を含んでいるんです。

    たとえば次のようなことが実力把握の項目の一部です。

    <実力把握のための項目例>

    自分はどの分野が得意で、どの分野が不得意なのか
    どのような問題形式に弱いのか
    問題を解く際にどのような思考のクセがあるのか
    本番の試験でどれくらいの力が発揮できるのか

    このように細かい具体的な部分までの理解を含めて「実力を分かっている」と呼んでいます。

    ここで伸びる生徒の例を見てみましょう。

    講師として生徒に状況を聞いた時、伸びる生徒はこんな感じで答えてきます。

    私「○○さん、英語の勉強は今どんな感じ?」

    生徒「今、単元学習は一通り終わってます。

    問題集は○○と□□を使ってて、単語はターゲットをやってます。

    文法は完了形が苦手で、時制が複雑になると間違えがちです。

    英作文は単語のスペルミスが多いので、単語帳の単語は暗記シートだけじゃなくて書く練習してます。あとは……」

    さて、気づいた人もいると思いますが、この生徒は自分のミスの傾向を分析し、自分なりに対策まで考えることができていましたね。

    このように、自分の得意・不得意を具体的に言語化できるのが「実力を分かっている」ということなんです。

    もちろん、全ての生徒がこのように分析できているわけではないですし、分析や対策を間違えてしまうこともあります。全教科、正しく分析・対策ができるようになるまでは時間や経験が必要ですが、この後にどうすれば実力を分かるようになるか書いていくのでぜひ参考にしてください

    実力が分かるとは
    ・自分の得意分野、苦手分野の把握
    ・なぜ苦手なのか、なぜミスをしてしまったか
    などを言語化レベルまで分析し、自分の現状を把握すること

    なぜ実力が分かっていると成績が伸びるのか

      先程書いた通り、実力を把握している生徒は、自分自身の現状がよく分かっているため、適切な対策と学習計画を立てることができます

      ここでは、その成績アップのメカニズムについて3つの観点から詳しく解説していきます

      ① 無駄な勉強を減らせる

      実力を正確に把握している人は、自分にとって必要な勉強とそうでない勉強を区別できるようになります

      たとえば、すでに理解している範囲の基礎問題を多くやっても成績は伸びませんよね。すでに理解している、または得意な範囲なら応用問題に時間を使いたいところ。
      一方で、苦手な分野は再度確認をして、基本問題に集中して取り組むのが効率的な勉強です。

      このように、効率的に学習を進めることができれば限られた時間を最大限に活用できます。

      逆に、実力を把握していない人は、どこに力を入れるべきかがわからず、難しすぎる問題や簡単すぎる問題ばかりやってしまったりと非効率な勉強になってしまう可能性が高くなってしまいます

      せっかく勉強時間を確保しているのに成績が伸びないのはもったいないですよね。効率的に学習を進めるためにも自分の実力は正確に把握しておくのが良いと言えます。

      ② 弱点をピンポイントで補強できる

      自分の弱点を理解している人は、その分野を集中的に強化することで、確実に実力を伸ばすことができます。

      実力を把握していない人は、こうした対策が不十分になり、漠然と「この教科は苦手だ」と感じてしまいがちです。しかし、実際には特定のスキルが不足しているだけの場合も多く、ピンポイントでの補強が効果的です。

      例えば、単語はしっかり覚えているのに、文法が苦手なために、長文解釈や英作文、リスニングなどでも点を取れないという人はたくさんいます。

      文法が苦手であれば、文法問題に特化した勉強時間を設けたり、レベルに合った問題集を活用するなど、具体的な対策が取れます。

      このような場合、ピンポイントで自分の弱点の対策ができるため、短時間で一気に成績が伸びるということも少なくありません

      ③ モチベーションを維持しやすい

      実力を把握している人は、どんな勉強をすれば結果が出るのかを理解しているため、学習の成果が目に見えやすくなります。

      強み弱みに合った勉強をして、成績が上がってくると、学習へのモチベーションは高くなりますよね。

      勉強して成績が上がり、モチベーションも上がり、そしてまた勉強ができるという最高のサイクルが完成します。

      逆に、何をどのように勉強すればよいかが分からないと、努力しても成果が現れず、モチベーションが下がってしまいますよね。

      もちろんすぐには結果に繋がらないこともありますが、モチベーションが下がってしまうと勉強も辛くなり続きません。

      実力に合った計画を立て、正しく勉強しながら小さな成功体験を積み重ねていことが大切です

      自分の実力を把握し、成績アップに繋げるまで

        ここまで実力が分かっているとはどういうことかを解説してきましたが、どうすれば自分の実力を正確に把握することができるのでしょうか。ここからは具体的な方法を3つご紹介していきます!

        ① 定期的な模試やテストの活用

        模試やテストは、自分の実力を客観的に測るための有効な手段です。学校の定期テストだけでなく、塾や予備校が提供する模試を積極的に受けることで、現時点での自分の学力レベルを確認することができます。

        重要なのは、ただ点数を確認するのではなく、間違えた問題や苦手な分野をしっかりと分析し、今後の学習に活かすことです。間違いから学び、次のテストで同じミスを繰り返さないようにする姿勢が成績向上に繋がります。

        たとえば模試の結果で数学が平均点を下回っていたとしましょう。
        このときに、その結果だけで「数学が苦手」と決めつけてはいけません。

        何が原因で点が取れなかったのかを分析する必要があります。計算ミスが多かったなら、どんな計算ミスをしたのかまで分析します。


        字が汚くて自分で読み違えてしまったのか、通分のミスをしてしまったのか、複雑な計算を小分けにしないでまとめてやってしまったのか
        など計算ミスだけでも色々な原因があります。

        あるいは問題文の理解に時間がかかりすぎてしまったかもしれませんし、特定の分野(例えば図形問題、確率など)が苦手なのかもしれませんね。

        模試の偏差値や判定だけをみて、終わってしまう人がいますがそれでは成績は伸びません。偏差値や判定ではなく、一つ一つに対し、自分の理解度や正答率と比較しながら得意、不得意の分野を理解していきましょう。

        模試の偏差値や判定だけを見て成績が伸びない理由についてはこちらの記事で詳しく解説しています!

        ② 日々の学習記録をつける

        学習記録をつけることで、どの分野にどれだけ時間を費やしたのか、またその学習がどれだけ効果的であったかを振り返ることができます。

        たとえば、1週間ごとに「どの教科に何時間取り組んだか」「苦手だった問題が解けるようになったか」などを記録し、定期的に見直すことで、自分の成長や課題を明確にできます。

        学習の結果だけでなく、プロセスを記録することで、次の計画がより具体的になり、効率的な学習が可能になります。

        少し曖昧なので具体的に私が取り入れていた記録の付け方をご紹介します

        <学習記録付け方4ステップ>

        ①手帳を用意し、その日にやっていた学習内容を記録します。
        ここで大切なのはちょっと面倒ですが、詳しく書きます。

        ②次に、ミスの内容や、それに対応した今後の対策を書き込みます。

        ③続いて、対策に応じて、翌日の学習計画にそれを取り込んでいきます。

        ④最後に、定期的にそのメモを振り返り、必要ならもう一度学習計画に取り込んでいきます。

        ~具体例~

        10月1日
        ・東京大学過去問2020 化学 42点
        (有効数字のミスが多い→なるべく分数のまま計算して答えを出すときにまとめて計算する)

        ・東京大学過去問2019 数学 38点
        (「場合の数」での失点が多い→『大学への数学 マスターオブ場合の数』で対策)
        (数列はノーミス→本番で出たら時間をかけずに得点源にしたい)

        ・『英文解釈の技術70』p.18
        (仮定法の知識が抜けている→『UPGRADE』の該当範囲の復習)

        10月2日

        ・『大学への数学 マスターオブ場合の数』p.10~15(場合の数の場合分けのやり方を丁寧に確認)

        ・『UPGRADE』p.60

        ・先週の復習

        という感じです!イメージ湧きましたか?

        確かに慣れるまでは大変ですが、この勉強法により自分の勉強内容や進度の整理も同時に行えるため、何をやればいいか迷う時間も無くなり、かなり効率的に学習を進めることが出来ます

        スクリーンショットなどで保存してぜひ真似してみてください。慣れてきたらどんどんオリジナルのやり方に変えていってもらって大丈夫です

         

        ③ 先生や周囲のアドバイスを受け入れる

        自分一人で実力を完全に把握するのは難しいこともあります。塾の先生や学校の教師など、学習指導のプロに相談し、自分の課題や改善点についてフィードバックを受けることも重要です。

        第三者の視点から見れば、自分では気づきにくい弱点や改善すべき点が浮かび上がってくることがあります。また、友人との勉強会を開き、お互いにアドバイスをし合うことも自分の理解度の確認になるのでとてもおすすめです!

        結論

        受験において、自分の実力を正確に把握することは、成績向上のための最も重要なステップです。

        実力が分かっていれば、自分に合った勉強法を選び、効率的に学習を進めることができます。そして、実力を把握するためには、定期的にテストや模試を受けたり、学習記録を活用したり、周囲からのフィードバックを積極的に取り入れたりと、多角的にアプローチすることが効果的です。

        自己分析をしっかりと行い、自分の成長を実感できるようになれば、受験勉強のモチベーションも自然と高まり、最終的には合格という目標に近づくことができるでしょう。

        しっかりと自分の実力を把握できている受験生は少ないです。この記事を読んでくれた皆さんが、限られた勉強時間の中で効率的に学習を進め、合格を勝ち取ってくれることを願っています!

        コメント

        タイトルとURLをコピーしました