どうも〜かっちゃんです!
今回はタイトルの通り、「多浪は医学部なら耐えるのか」というテーマでお話していこうと思います。
結論から申し上げると
医学部なら多浪は耐える!です
(※耐えるっていう言葉のこの使い方は最近よく聞くんですが、ニュアンスとしては、「セーフ」「許容される」「なんとかなる」とかそういう感じですね)
こんな記事を書いている筆者ですが、私自身多浪と言われる部類の人間です笑
そんな筆者が医学部なら多浪でも耐えると結論付ける理由を解説していきます!
私に関する詳しいことはプロフィールの方に書いてあるのでお時間のある時にぜひ読んでみてください!
↓こんな人にはぜひこの記事は一読していただきたいと思います!
・今現在、多浪中で医学部を目指しているけど入学した後が不安という浪人生
・医学部興味あるけどどんなところか知りたいという受験生や保護者
・シンプルに多浪とはなんなのか興味のある
多浪の末、医学部に入学した私自身の経験や個人的な感想を書いていくのでぜひ参考にしてくださいね〜
それでは本編!
ここからは「なぜ医学部なら多浪は耐えるのか」
について多浪経験のある現役医学部生の目線で解説していきます!
・医学部に多浪はどれくらいいる?
多浪が耐えてるか否かの判断根拠として、1学年あたりの多浪生率が挙げられます。
実際これは学校やその学年によっても差があり、一概に何パーセントとは言えません。
極端な例では慶応医学部などは現役一浪でほぼ100%と言っても過言ではありません。
が、しかし総合的に見れば
確かに多浪はチラホラいます。
私のように何年も浪人をしていると予備校で知り合いができたりもするのですが、中には6浪や11浪の人もいました😅
蒸発する浪人生もいましたが、多浪でも踏ん張って合格していく人もたくさんいました。
そう考えるとやはり医学部には一定数多浪の入学者はいます。
(特にこういう多浪生は医学部専門予備校などにいることが多いです)
一方で、早慶やMARCHの友人に聞くと、ほとんどが現役か一浪とのこと。
二浪ともなるとかなり少ないと言っていますから、やはり医学部は他学部と比べると多浪率は高いです。
さらに医学部でちょいちょいいるのが、「再受験生」と呼ばれる人たちです。
再受験生というのは1回大学に入ったあと再び大学受験をしている人のことです。
人によっては、何年か会社で勤務してから入学してくる人や、東大など優秀な大学を卒業してから入学してくる人もいます。
時には弁護士資格を取り、次に医師免許を取りに来るような人もいます。例えば医師で弁護士の児玉安司さんがいい例です。
多浪という浪人を重ねているだけの人と、社会人を経験したり優秀な大学を卒業してきた人を同じ土俵で話すとクレームが来そうですが、
ここで言いたいのは、自分より年下の現役や一浪のやつばかりで浮くんじゃないか!という心配はそこまでしなくて大丈夫ということです。
・合格率は下がる?
これもよく聞きますよね。
一時期、「多浪差別」とか色々問題になり、調査が入った大学がいくつかありましたね。
詳細は省きますが、知らない人のためにいうと、1次試験は十分できていたにも関わらず、2次試験で多浪(年齢)を理由に点数を低く付けるなどして不合格にするということがいくつかの大学で行われていたことが発覚したという事案です。
残念ながら、実際のところ不正な加点や減点が行われているのかは分かりません。
ですが、ここで興味深いデータを見ながら少し考察していきましょう。
こちらは文部科学省による入学者選抜の調査結果です。
(出典;https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/09/10/1409128_002_1.pdf)
これは受験生の年齢区分ごとの受験者数と合格者数を表したものです。
つまり一言で言えば「年齢ごとの合格率」を示した表です。
例えば平成30年のデータで、4浪以上の合格者数を見ていきましょう。
これを見る限り、平成30年は慶応や順天は4浪以上の人は誰も合格していません。
一方で帝京大学はそこそこの人数の合格者を出していますね。
ただこれには少しトリックがあります。
それは受験者数の差、つまりその学校を受ける人数そのものに差があるということです。
実際4浪以上の合格者数だけ見ると確かに帝京の方が多いのですが、受験者数も帝京は圧倒的に多いですよね。
合格率、つまり割合で見ればどの大学も多浪の合格率は低い傾向があります。
このことに関して、確かに不当な評価による点数的な不利の可能性は排除出来ません。
が、残念ながら多浪する受験生は学力が低い傾向にあるのも事実。
もちろん学力が低いという理由ではなく、本番に弱い人や面接が苦手という人もいますが、いずれにしてもそもそもの合格する力が低いというのは事実として受け止めなければなりません。
しかし逆に言えば、多浪生の合格が一定の割合であるということは、多浪であっても、これらの問題をクリア出来れば十分合格は狙えるということです。
特に近年は、年齢による不当な評価が問題になり、調査が入ったことから大学側もなかなかシビアになっていると思います。
つまり、十分チャンスはあるし、昔よりもチャンスは多くなったと言ってもいいかもしれません。
多浪生は、先程のデータで比較的多浪の合格率が高い(いわゆる「多浪や再受験に寛容」な)大学を積極的に選んでいくことをおすすめします。
・周りとはどう?上手くやれるの?
ここからはあくまで私の経験談でお話ししていきますね
多浪は周りの現役生より何歳も年上で、浮いてしまうんじゃないかという心配する気持ちもよく分かります。
実際に私も入学するまで、上手くやっていけるだろうか、隠しておこうか、など色々考えていました。
ただ、入学して思ったのは、周りと上手くやれるかどうかは本当にその人次第という感じです。
多浪でも年齢関係なく友達をたくさん作り、周囲と良好な関係を築いている人もいれば、現役でも少し浮いてしまう人もいます。
また、先ほども書きましたが、学校や学年によっては再受験の人もいるくらいです。自分は多浪だから、という人でもさらに年上の人がいる可能性すらあります。
年齢が違っても、部活やグループ学習、実習などを通じて仲良くなる機会はたくさんあるので、気張らずに友達を作っていきたいですね
脅しているわけではありませんが、大学というのはかなり情報が大切になってきます。
試験や過去問の情報や、進路に関する情報など重要な情報がたくさんあり、友達どうしで共有することも多いです。
年齢関係なく色んな人と仲良くなれる力が大切です。逆を言えば、それさえ出来れば多浪だろうがなんだろうが関係ないということです。
・卒業後はどうなん?
無事に入学し、仲間を作り、国家試験合格の後、卒業するとついに研修医としての生活が始まります。
ここで気になるのは卒業後の話ですよね。
早慶やMARCHから一般企業に就職するとなると、多くの場合はエントリーシートを出し、面接をクリアし、内定をもらうという形になると思います。
この時、多浪だと新卒で採ってもらえないことがあるという話をよく聞きますね。(もちろん企業や業種によります)
ですが医師の方は研修先を選ぶにあたり、年齢的な制限や差別はほぼ聞きません。
つまり年齢だけで弾かれるというようなことはなかなかないと思って大丈夫そうですね。
(それよりも学生時代の成績などの方が気をつけた方がいいかもしれません)
まとめ
少し駆け足になってしまいましたが、医学部なら多浪でも耐えるというテーマでお話してきました。
・受験における不利は否定しきれないですが、学校選びと日々の学習がしっかりできていれば大きな問題はない!
・入学後も浮くことはないし、楽しい学校生活が送れそう!
・医師になったあと、就職に不利になるということはなさそう!
以上3点が皆さんに伝わっていれば幸いです。
医学部は確かに他の一般学部と比べると浪人生や再受験生が多いですが、同じクラスや学年に様々な年齢の人がいるというのはむしろ貴重な経験です。
医学部に興味のある人はぜひこんな考え方をして勉強を頑張っていただければと思います。
そして何よりも医学部を目指して多浪している受験生の心の支えになれば嬉しいです!
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