【模試を活用せよ!】受かる受験生の模試の使い方

勉強法
この記事を書いた人
かっちゃん先生

現役の医大生
都内の高校卒業後、多浪の末、御三家医学部と旧帝医学部に合格
講師業の中で人気のあった自身の経験や医学部特有の受験情報を発信していきます。

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 受験と切っても切れない関係なのが「模擬試験」。

皆さんも学校や予備校、あるいは塾で人生で少なくとも一回は受けてきたかと思います。

かく言う私も中学受験、高校受験、大学受験の中で数えきれないほどの模擬試験を受けてきて、もはや模試マスター(自称)です笑。

 ただ、(自称)模試マスターの私ですが、受験生時代は模試の受け方や解きなおしの方法などが分からず模試の度に試行錯誤を繰り返し、無駄な時間を過ごしてきました

模試のことで悩んで勉強時間が削られるの嫌ですよね。

受験生からや保護者の方からも

模試ってとりあえず受けてるけどそれでいいの?
大事な土日を潰してまで受ける価値あるの?

という声をよく聞きます

この記事では

模試を受けるメリット(とデメリット)
成績を上げる模試の受け方

について、現役医大生で塾講師をしている私がお伝えしていきます!

「文字は丁寧に書く」というような当たり前の内容に飽きた方医学部受験生が具体的にどんな風に模試を使っているのか参考にしたいという方にはぜひ見て頂ければと思います!

※書いてる人がどんなやつか分からないという方はプロフィールをご覧ください!

1.模試を受けるメリット(とデメリット)

~メリット~

①試験慣れ

よく「模試で試験慣れしましょう」と言いますが…

試験慣れってなんだよ(笑)」と思ったことありませんか?

試験慣れというのは、大きく分けて二つ

まず一つ目が雰囲気慣れです。
・いつもと違う環境
・よく知らない受験生が周りにいて、もしかしたら隣の席は貧乏ゆすりニキかもしれない

普段の自室や塾ではあまり味わえない環境で試験をするのは本番も同じ
環境が変わるとテンパってしまう人は模試の場で慣れていきましょう。

二つ目は時間慣れです。
普段から
厳密に時間を測り、時間配分を考えて、時間が余ったらギリギリまで見直しをする
という勉強をしている受験生はそう居ないと思います。
(というか普段はやらなくいいです)

ですが本番では、時間を気にしながら答案を作る必要があります

普段は時間を気にして勉強をしていなくても、定期的に模擬試験を受けることで時間管理の感覚をメンテナンスできるのです。

また休憩時間の過ごし方なども時間慣れの一つです。
どのタイミングで軽食をとるか
いつお手洗いに行くか
などルーティン化しておくと試験本番は試験に集中できます

②現状の実力把握

模試の結果では各教科ごとの自分の実力が点数や偏差値として数値化されて見ることが出来ます。

現在の自分の得意・不得意が一目で分かります。

そして何よりも、他の受験生との比較をしながら現状把握ができます。

「受験は自分との戦い」とか言われますが、受験の合否に関しては

他の受験生との戦い

です。言い方は悪いですが、他の学生さんに高い点数を取れば勝ちなんです。

模試は多くの受験生が受けます。つまり自分が数カ月後、志望校の受験会場で戦う人も受けているのです。

その人達とどれほどの点差があるのかも知ることが出来るのが模擬試験なんです。

③モチベーション維持

「模試で偏差値○○取る!」
 「数学で○○点取る!」
など具体的な目標を設定することで模試前の勉強のモチベーションの維持になります。

また、どうしてもやる気が出ない…という場合は、目標とご褒美をセットにしてもいいかもしれませんね(笑)

~デメリット~

1.大事な土日がつぶれる

 模試って土日に実施されることが多いですよね😭

「宿題やろうと思ってたのに~」
「来週の予習したかったのに~」

平日に学校や塾、予備校に行っていると土日で自習や予・復習をしている人も多いと思うのでそこがネック

2.ちょっと高い

模試って一回1万前後しますよね
それが、一年で何回か(模試は探せばいろいろあるのでもっと多いカモ…)

ただ、合格をするためのツールとして活用できるのであれば決して無駄ではありません

3.疲れる

長い試験だと朝から夜まで監禁スケジュールで、ほんとに体力的にも精神的にも疲れます

しかし、試験が始まると連日のように試験があったり、前泊があったりする場合もあると思うので試験の疲れも自分なりに対処法を探しておきましょう!

2.成績を上げる模試の受け方

ここからは成績が上がる模試の受け方について、タイミング別でご紹介していきます!
①模試前
②模試の日
③模試後
のそれぞれのパートに分けているので、自分の状況に合わせて見てみてくださいね

~模試前~

模擬試験というのは必ず出題範囲があります。

例えばこの下の画像。第一回駿台全国模試のHPに載っていたものです。

このように申し込み時の用紙やHPに範囲が記載されています。

もちろん『全範囲』というものもあるのですが、多くの模試(特に前期)は出題範囲が公表されているものがほとんどです。
試験の申し込み開始はその試験の1〜2ヶ月前ですから、申し込む時に出題範囲を確認してその範囲を重点的に学習するとよいです⭕️

詳しい勉強法は別記事でも説明していこうと思います(文字数がすさまじい)が、模試毎に出題範囲を仕上げていくことを繰り返していると、重複範囲の復習ができ記憶の定着につながります。

 冬のころには大体の模試の出題範囲は『全範囲』になりますが、そのころには春から出題範囲を意識して単位学習を進めてきた学生にとってはかなり楽に戦えると思います。

~模試の日~

正直いうと試験当日に学力が急に伸びることは残念ながらありません。
試験当日は、持っている力を最大限に発揮することが最も重要

また、模試というのは本番の感覚を味わえる数少ない機会です。本番を意識して過ごして欲しいのですが、具体的に何すればいいか分からないという人のために私がやって良かったと思うことを書いておきます。

・持ち物リストを作る

本番の試験では忘れ物は厳禁です。受験票、筆記用具はもちろんですが、薬や時計など色々持っていくべきものがあるはずです。

模試の日に、「あれ、持ってくれば良かったな〜」というものをメモっておいて、本番にそのメモを活用し、本番で忘れ物をしないように持ち物リストを作るのがおすすめです。

私はコンタクトユーザーなんですけどクーラーの風が強いところでは目が乾くので、眼薬は必須でした。目がショボショボすると集中できませんからね。

 また、試験直前に見返す用の自分のまとめノートや使い慣れた問題集などもいいですね

試験本番の朝にバタバタしなくていいのもメリットですね(´ω`)

・試験慣れ(ルーティン化)

前節でも書きましたが、試験本番は自分がいつも通っている学校や予備校で試験をする人はそういないですよね。
いつもと違う試験会場で、いつもと違う人たちに囲まれて受験をするわけです。

そういう機会は受験期を通してもなかなかないですから、適度な緊張感を感じつつ、自分なりのリラックスの仕方や休憩時間の過ごし方などを見つけてください。
トイレをいつ済ますのか、前日は何時間寝たら自分の調子がいいのか、等を確認しておきましょう。

自分が普段勉強しているときと同じくらいのパフォーマンスを発揮できる方法を模試を通じて見つけておきましょう。

私は模試中に一番頭が冴えるのが前日に8時間寝たときだったので本番でもそうしました。

また、お昼ご飯も何をどれくらい食べるといいかを模試を通じて把握しておくといいです。
お腹が冷えやすい人、緊張すると全然消化が進まない人など、自分に合わせたメニューがあるといいですね(もはやアスリート)

ちなみに、私は春の模擬試験でお昼ご飯をお腹いっぱいに食べて、午後の英語でガッツリ寝たことがあります^^;
これ以降、お昼はパン1つとコーヒーにして、試験の合間にソイジョイなどを食べてました。

~試験後~

解答が当日に配られる試験が多いと思います。ぜひ記憶が鮮明なうちに解き直しをしてください。

記憶の定着度が桁違いです。

↓のグラフはエビングハウスの忘却曲線です。
なるべく早く復習をすることで覚え直す手間が省けるので早め早めに復習していきましょう

また、試験結果が返却されたらそこでもう一度解き直しをしてみてください。

前節でも書きましたが結果を見て、自分の得意・不得意を把握し、他の受験生との差を認識しましょう。

本業の余力があれば模擬試験で実力が圧倒的に伸びた模試の復習方法なども書いていこうと思います。

3.最後に

模試というのは使い方次第では、”週末の1日を潰す、お金と時間の無駄”にもなりますし、”合格のための不可欠なツール”にもなります。

私の周りでも模試を適当に受けていた人と、模試ごとにメリハリをつけて受けている人がいましたが、その差は日に日に開いていったように感じています。

この記事を参考に模試を有効活用してもらえれば嬉しいです(^^)

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